寒い日が続いてますね…皆様体調は崩してませんか?
朝の駅頭は寒いですが、皆さんに笑顔で挨拶すると、心がポカポカしますよ。
さて、最近よく「なぜそのキャリアで政治家を目指すのか?」とご質問をいただきます。
正直、このキャリアで政治家を目指すというのも、かなり変わっていると思われるでしょう。
(全然関係ないんですが、昨年の今頃は結婚式で、1年後には毎日駅頭をして、自分のリーフレットを朝6時から配るようになるなんて夢にも思ってなかったですから、自分でも驚いてます笑)
でも、ちゃんと理由があり、私の中ではある意味自然な選択でした。
端的にいえば
この世の中をさらによくするためには教育から変革していく必要がある
教育をよくするためには、教師という仕事では限界がある
制度仕組みから抜本的に変革することが必要だと感じたからです
■教員時代に感じたジレンマ
私は小学校の教員を福岡県飯塚市で経験をしました。
通常の先生とは経路が違い、
Teach for JapanというNPO法人からから、民間経験のある若者として現場に派遣され、
学校現場で担任の先生として現場に従事することになりました。
「教室から世界を変える」というミッションに共感し、リクルートという大企業を退職してのチャレンジでした。
※当時の様子はこちらから詳しく見ることができるので、ご興味ある方はぜひ!
教師をした3年間は、本当に私の人生においてもかけがえのない時間で、
教師という仕事は私にとっても天職でした。
そして、子どもたちの可能性の広さに大変感銘を受けたのです。子どもの可能性を最大限伸ばすことができれば、日本社会は必ずよくなるという確信を持つことができました。
子どもたちの成長を見るのが楽しくて、いろんなチャレンジをしました。
- ・アフリカのザンビアの子どもたちとのオンライン交流授業を親子ふれあい会で実施
- ・海外の表現教育団体を招致し、企業や教育委員会と連携した大規模ワークショップを実現
- ・ダンス教室を企画し有志で全国ダンスコンテストに出場
しかし、一生懸命子供たちと向き合えば向き合うほど、
様々なジレンマが私を襲うようになりました。
子ども達の為にと思い様々な取り組みをすればするほど、再現性という言葉から遠のいていく。
特に教師として評価が上がるわけでもなく、やりがいは増えるが同時に負担も増えていきました。(全部通常業務にアドオンですから)
教師という仕事に今必要なのは、子ども達の為にと教師が主体的に動ける、柔軟な制度仕組みなのではないかと考えるようになりました。
■保護者も一生懸命に子育てをしている
保護者の方とも、たくさんコミュニケーションをとりました。
私は子どもはいませんが、お母さんやお父さんの気持ちに寄り添いたく、自ら話をするためどんどん電話し、家庭訪問も行いました。
そうすると、少しずつ距離が近づく中で、涙を流しながら
「子育てに対する悩みを打ち明ける場所がない」
と打ち明けてくださる方もいらっしゃいました。
自分の子どもの成長に対する悩み、不安も、学校以外に打ち明ける場がない…大変な危機感を感じた瞬間でした。
こんなに一人で抱え込んでしまっているのかと、途方に暮れたことを今でも思い出します。
モンスターペアレントという言葉がありますが、モンスターにさせてしまっているのは社会の在り方なのではないでしょうか。
共働きが当たり前となってきている今、保護者がお子様に割ける時間は限られてしまっています。必死に子育てしている。
保護者、そして子ども達を取り巻く環境が大きく変化している今、制度仕組みが追いついてない。
その頃から、教師という仕事だけでは解決できない課題と向き合わなければならないという使命感を感じていました。
■現場を知っているからこそ、できることがある
教師を経験し、政治を生業にしている方はまだまだ少ないのが現状です。
会社員経験、そして教師の経験をしているからこそ、
今の日本社会の抱える負を、市民の皆様と同じ目線で取り組むことができることが私の強みだと思います。
横浜市は小学校が337校、中学校が147校あります。(令和4年時点)延べ25万人の子どもたちを抱える政令市横浜でドメスティックな変革と実行を推進していけば、全国でも導入することが可能なはずです。
横浜を教育の起点とし、全国に波及させたい。
提言にとどめることなく具体的な条例を作り、横浜市政から教育を変えていく。
これが、私のミッションだと考えています。
■政治の世界から、子ども達の未来の起点を創り出す
まだまだ道半ばですが、私にしかできないこと、私だからこそできることがある。
だからこそ、自ら手を挙げ、矢面に立つ決断をしました。
今、本当に毎日が戦いですが、自分の担任した子どもたちから学んだこと、保護者の皆様から教えていただいたことを忘れず、日々一歩ずつ進んでいます。
ぜひ、増永あやこのチャレンジを見守り、支えていただけますと幸いです。